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子宮筋腫って、4〜5人に1人は持っていると言われている非常に頻繁にある良性の子宮のできものなんです。
まず、子宮筋腫の指摘を受けたら、必ず手術しなければならないなんて考えないで下さい。
子宮筋腫を持っている人の中で、手術した方がよい人はほんの一握りなんです。
なぜできるのか、はっきりわかっていません(今のところ予防策がありません)が、卵巣から出るホルモンが出ることにより大きくなることが知られています。
ただ、大きさだけが手術した方がよいかどうかを決める因子ではありません。
子宮筋腫は、子宮の中での占拠部位(できている場所)により、しょう膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫に分類されます。
赤ちゃんが育つ部屋の近くにできる粘膜下筋腫の場合、直径1cmのものでも、生理痛がひどくなったり出血が多くなったりすることがあり、赤ちゃんの部屋から離れたところにできる、しょう膜下筋腫は、直径10cmのものでも何ともないことがほとんどです。
当院では、超音波検査を用いて子宮筋腫のできている場所を診断し、貧血の検査もあわせ治療を行った方がよいかどうかを考えます。
超音波検査での見え方がおかしいときや、巨大なものの場合はMRIを用いて、悪性腫瘍でないかどうかも調べてみます。
治療の必要がないと考えられる場合は、定期的にチェックを受けましょう。
治療には手術と薬物療法(毎日使う点鼻薬や月1回の注射薬)の2つの方法がありますが、お薬で子宮筋腫をなくすことはできません。
排卵を止め、月経を起こらなくしたり、どんどん子宮筋腫が大きくなっていくことを防いだりする目的で使いますが、人によっては更年期障害のような副作用が現れることがあります。
最近はOC(ピル)を服用して排卵を止め、生理痛や貧血を改善する方法も使われています。
手術には筋腫のみを取る方法と、筋腫を含めて子宮を全部取る方法があります。
子宮を取っても、女性ホルモンの分泌が変化することはありません(ホルモンは卵巣から分泌されています)ので、その点はご心配いりません。
最近は、腹腔鏡を用いて子宮筋腫を取る手術や、腹腔鏡を使いながら腟から子宮を取る手術ができるようになってきています。
きちんと診察を受けておけば、子宮筋腫は決して怖い病気ではないんです。
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